新年あけましておめでとうございます。

イラストレーター＆ドラムプレイヤーのアキヤです。

三が日が終わり2020年が始まり早1週間が経ちました。

しかしながら未だ正月気分が抜けきらない今日この頃、

そろそろシャキッとしなければいけないなと思いながらも自堕落な生活を

続けてしまっております。

さて、それはそうと私はアメリカのワークウェアが大変好きなのですが皆さんは

ワークウェアと聞くと何を思い浮かべますか？

やはりDickies(ディッキーズ)やBEN DAVIS(ベン デイビス)でしょうか。

本日ご紹介するCarhartt(カーハート)もワークウェアのひとつ。

以前ご紹介したワークウェアについての記事も合わせて読んでいただけると嬉しく思います。

では、新年一発目いってみましょう。

今更聞けないアメカジの話〜ワークウェア編〜

Ｃａｒｈａｒｔｔ(カーハート)とは？

カーハートは長年続くアメリカ発ワークウェアブランドの一つで、

頑丈かつシンプルな作りが現代の若者に大きな支持を得ています。

特に人気が高いのがオーバーオールとダブルニーペインターパンツ。

ダック地やデニム地のアイテムがメインで、頑丈かつゆったりしたシルエットが特徴的。

近年ではストリート、ヒップホップなどのサブカルチャーと密接に関係を築き、

現代のシルエットにアップグレードされたヨーロッパ発のカジュアルライン

『Carhartt WIP(カーハート ダブルアイピー)』を1997年に展開しました。

コンセプトは「オフィスワーカーでも着れるスタイリッシュなワークウェア」

Carhartt(カーハート)の歴史

創業者はハミルトン・カーハート氏。

彼が1882年に衣料品の、その2年後に家具や手袋の卸売企業『Hamilton carhartt&co.』を

アメリカはデトロイトでスタート。

1830年代からデトロイトは輸送・造船・製造業が発達を遂げているということに着目した

カーハート氏はワークウェアの製造を決意。

1889年になると社名を

『Hamilton carhartt manufacture(ハミルトン・カーハート・マニュファクチュア)』

としワークウェアの製作を開始。

わずか5人の従業員でのスタートながら、現代でもアイコンアイテムとして世界中で愛される

ダック地とデニム地のオーバーオールの原形を発売。

これが『Carhartt(カーハート)』誕生の瞬間でした。

しかしCarharttは労働者に受け入れられず、ビジネスは軌道に乗りませんでした。

逆境をチャンスに

そこでカーハート氏は徹底的な見直しを行いました。

労働者の人々に意見を求め、耐久度の強化・着心地の良さ・機能性の向上と全てをニーズに

合うようにアップグレード。

そうして新たに改良されたオーバーオールは当時の人々、そして今日に至るまで

愛され続けることになりました。

世界大恐慌や第二次世界大戦時は事業縮小を余儀なくされましたが、

数々の困難を乗り越え労働者たちと共に歩んできたCharharttは今やアメリカンワークウェアの

代表格とい言っても過言ではないほどの成長を遂げました。

そして現在・・・

前記した通り近年『Charhartt WIP』を展開し、様々なカルチャーとミックスしていく

ファッションブランド“Carhartt”。

ライフスタイルにフィットするアイテムが世界中に愛され、古着としても人気が高く

私アキヤもよく“アクティブジャケット”というダック地のフーディージャケットを着ています。

ワークウェアが基盤にあるアイテムは知れば知るほどそのディテールに隠された意味を

知ることができて面白いです。

それに経年変化が楽しめるので、長く愛せるためオススメですよ。

Carhartt~本日のまとめ~

今日まで人気を維持し続けているワークウェアの背景には

ワーカーと共に歩んで来た歴史があり、現代に合わせアップグレード

され続けているからこそ多くの人々に受け入れられているわけですね。

次にカーハートの洋服が見かける機会があれば、

WIPとヴィンテージのカーハート の違いを比べてみるとシルエットの違いを

感じていただけると思います。

では本日はこの辺で。