受け継がれる伝統『PENDLETON』
こんにちは!イラストレーター&ドラムプレイヤーのアキヤです。
いよいよ年末を感じられる気候になってまいりましたね。
夜は大変冷え込み、コートなしでは過ごせないほど。
ウール製品のあたたかみが大変ありがたい今日この頃、私が大好きなブランドの1つである
“PENDLETON(ペンドルトン)”のヴィンテージウールジャケットを着る機会が増えて
うれしい限りではありますが、皆さまはPENDLETONをご存知でしょうか?
今回は今年で110周年を迎えたアメリカの老舗ブランドPENDLETONのお話。
PENDLETON(ペンドルトン)とは
正式名称:PENDLETON WOOLEN MILLS(ペンドルトンウーレンミルズ)は
前記した通り100年を超える長い歴史を持ったアメリカの老舗ブランド。
取り扱うのは100%ピュアバージンウールを使用した高品質のウールウェアや
ブランケットにネイティブ柄をあしらった物が中心。
ちなみにピュアバージンウールというのは“1度も毛を刈ったことがない”羊から
取れるウールの事で、その保温性と防水性は2度目以降に刈った毛とは比べ物にならない程。
柔らかい為に肌触りもよく、上質で大変貴重な素材です。
PENDLETON(ペンドルトン)の歴史
始まりは創設者である『トーマス・ケイ』氏が1863年にイギリスから
アメリカ・オレゴン州に移住し毛織物工場で働き始めたことから。
自然が豊かで穏やかな気候に恵まれたオレゴンは羊の飼育に最適な土地でした。
以降彼はその手腕を生かし会社の最高責任者と登り詰め、
1889年には同州のセイラムに家族経営の製糸工場を設立します。
(セイラムというと魔女裁判事件が有名ですね)
彼の長女であるファニーは工場の仕事を学び父をサポート。
また、父トーマスも彼女に工場運営のノウハウを引き継ぎます。
そして彼女は当時小売商出会ったビショップ家に嫁ぐことで販売流通と製造の知識を
確固たるものにしていきました。
そしてファニーもまた、1898年に息子であるクラレンス、ロイ、チョウンシーに
家族の伝統となった経営理念を譲り渡します。
1909年3人の息子たちの手により、アメリカ南西部のネイティブ・アメリカンの部族である
ナバホ族、ズニ族、ホピ族と交易を開始し先住民向けの商品開発に力を注ぎます。
それにあたり先住民族の習慣や伝統的な配色などを研究している
ジョー・ローンズレイに助力を求め、伝統的な織り方では表現できない染色技術と
詳細なパターン表現をブランケットデザインに組み込むことができました。
このブランケットは先住民たちの間で大きな広がりを見せ、
取引や価値基準として用いられる他、儀式用の礼装としても使用される程に重宝されました。
その後1929年にはメンズのアパレルラインが、
1949年にはレディースのアパレルラインが展開を開始することにより
PENDLETONはアパレルブランドとして急成長を遂げます。
現在2019年に至るまで家族経営の歴史は6代に渡り脈々と受け継がれ、
確かな品質を守り続けています。
PENDLETON(ペンドルトン)オススメアイテム
数あるペンドルトンのアイテムではありますが、やはりオススメ
させていただくとなるとブランケットとウールシャツがポピュラー。
その中でもブランケットはチーフジョセフがいいですね。
ウール&コットンムチャチョブランケット『チーフジョセフ』
カラフルなネイティブ柄と上質な触り心地は虜になること間違いなし。
ちなみにチーフジョセフとは実在したネイティブ・アメリカンの英雄の名前で
“戦わずして戦争を終結させた平和の象徴”として今尚アメリカはもちろん
白人の方々にも有名です。
ムチャチョはフランス語で『少年』という意味で出産祝いとして贈られるのがポピュラー。
アウトドアやスポーツ観戦に持っていけばその保温性に感動すること請け合いです。
ちなみに1909年以前のブランケットは角が丸く、
ヴィンテージコレクターの間ではかなり人気が高く貴重とされる代物です。
『クラシックトレイルシャツ』
ボートシャツやウエスタンシャツではなく
私はこのトレイルシャツをオススメさせていただきたいです。
上質なウールは着ればその暖かさと通気性の良さに驚くはず。
肌触りの良いバージンウールを使用したボディは素朴ながらも着れば着るほどに
味わい深さと雰囲気が増すしっかりとした生地感。
長く着れる理由は手入れのしやすさもあり、ウォッシャブルな点が嬉しいところ。
柔らかなで滑らかなスエードのエルボーパッチを使用することでトラッド感が増しています。
カジュアルにまとまり過ぎない上品さが最大の魅力。
100年以上の歴史が紡いだ永遠の定番をぜひとも貴方のワードローブに組み込んでください。
本日のあとがき
長い歴史にドラマあり。
110年にも渡る伝統が今も尚、家族に受け継がれ続けているというのは驚きですよね。
さて次回はCarharttについてお話ししようかなと。
ワークウェア大好きなんで長くなってしまいそうな予感・・・。
それと来年の予定がちょいちょい決まってますのでそちらも告知できたらと。
どうぞお楽しみにということで本日はこの辺で。
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