意外とよく知らない『チノパン』の話
こんにちは、イラストレーター&ドラムプレイヤーのアキヤです。
普段ジーンズやコーデュロイ、リネンパンツしか履かない筆者ではありますが最近5、6年ぶりにチノパンを購入いたしました。
やっぱりいいものですね、扱いやすいのでガシガシ使えますし履く程に味が出てきて風合いがなんともいえません。
定番の物だけにどれも同じようなシルエットでなかなかしっくりくる一本に巡り会えずにいましたが、偶然発見できた“KAFIKA(カフィカ)”という岡山のパンツブランドのワイドチノが刺さりました・・・ぜひ調べてみていただきたいです。
さて前回はデニムとジーンズの違いを特集いたしました。
そして今回はそれに並ぶほど「そういえば詳しく知らない」チノパンについて解説をしていこうと思います。
チノパンとは?
チノパンとはチノクロスと呼ばれる厚手の綾織り生地で作られたパンツの事です。
頑丈で安価なことが特徴として挙げられ、主にカーキ(土色)やオリーブなどの色が多く見られます。
そして現在パンツとして流通している物のほとんどはチノクロスを使用されたチノパンであったりもします。
しかしながら商品名をつける際は素材名を省略して特徴をピックアップして記載される事がほとんどの為、案外知らず知らずのうちにチノパンを履いていたり。(例:スキニーパンツ、ワイドパンツ)
チノクロス
綾織りという点ではデニムと同じですが、決定的に違う点は使用される糸の色。
通常デニム生地は2色の意図で構成されており、縦糸にインディゴ染色されたものを。
横糸に染色されていない白いままの綿の糸が使用されています。
一方チノクロスは縦糸・横糸ともに同じ色で生地が構成されております。
綾織りの為デニム生地と同じく頑丈さが特徴で第一次世界大戦時には米軍の軍服や作業着として使用されていた歴史もあり、第二次世界大戦後には普段着として社会的に普及されたと言われています。
チノクロスという名前の意味は諸説ありますが、スペイン語で「中国の」という意味らしく輸入の経路に中国があったからその呼び名になったのではと言われています。
ちなみに・・・ツイルとは?
時たま目にする「ツイルパンツ」という言葉。
あれは何かと言えば綾織りのことを英語でツイルというので、ツイルパンツと銘打っているものの大体はチノパンだったりします。
ではなぜツイルパンツとわざわざ明記するのかといえば、これは個人的見解ですが「チノパンツ」というとどうしても野暮ったく聞こえてしまうので「ツイルパンツ」としているのかなと思っております。
本日のまとめ:チノパンとは?
- チノパンとは「チノパンツ(チノクロスを使用したパンツ)」の事。
- チノクロスは厚手の綾織りの生地の事で、縦横共に同色の糸を使い編まれた生地。
- 頑丈でありながらリーズナブル。
どんな服にも合わせやすいチノパンですが、シルエットや手触りなどをこだわりれば多種多様。
皆さんもベストなチノパンと出会えますように。
では本日はここら辺で。
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