今知っておきたい!リネンとヘンプの違い
こんにちは、イラストレーター兼ドラムプレイヤーのアキヤです。
近頃気温がどんどん上がって湿度も高くなり、夏の気配がすぐそこまで迫って着た今日この頃。
Tシャツで過ごすことが多くなってきたのではないでしょうか?
夏といえばTシャツでやアロハシャツ、ワンピースなど通気性がよく涼しげな服装が良いですよね。
そこで目にすることが多くなってくる素材がリネンやヘンプといった麻素材。
どっちも麻だから違いはないのではと思いきや、実はこの二つ全く違うもの何です。
では本日はこの二つの素材についてご説明をさせていただきましょう。
リネン(亜麻)とは?
衣類でよく見るリネンという素材。
これは亜麻(アマ)という植物の茎を乾燥させた繊維(フラックス)から生成される生地を指します。
柔らかく滑らかな質感から衣服や下着、マスクなどの衛生用品として幅広く活用されています。
このアマという植物はアマ科の一年草であり、麻とは全く別物ですが広い意味では麻製品の一つと言えます。
リネンの特徴
- 通気性がよく、吸湿性に優れる。
- 強靭且つ滑らかで柔らかな触り心地。
- シワになりやすい。
ちなみに・・・
リネンは紀元前古来から親しまれる衣料で、日本に入ってきたのは江戸時代。
亜麻の種子は当時薬草として使用されていましたが、現在では食用や油絵の具の原材料である“亜麻仁油(アマニ油)”として私たちの身の回りに流通しています。
ヘンプ(大麻)とは?
大麻はアサ科の一年草で、日本古来から“麻”と言うとこれを指します。
リネンよりも硬い手触りで、主にカーテンやバッグなどある程度厚みが必要なものに多用されます。
ヘンプの特徴
- 通気性がよく、吸湿性に優れる。
- 強靭で硬い手触り。
- ネップ(繊維の塊)が生じやすい。
ちなみに・・・
世間では大麻といえば麻薬としてのイメージが強いとは思いますが、実は生薬や食品油に、茎はプラスチックの原材料に、そして繊維はヘンプ生地にと捨てるところが無く、全てを加工し活用できる優れ物という一面を持ち合わせます。
加えて雑学ですが、和紋の“麻の葉紋様”に込められた意味は魔除けと子供が健やかに育ちますようにという想いが込められています。
この事から赤子の産着などに用いられることが多かったといいます。
今回のまとめ
リネンとヘンプ、似た性質を持ちますが硬さや強さに少々違いがあるという事でした。
衣服はリネンの方が適していて、バッグにはヘンプの方が適しているといった具合ですね。
その他の類似した生地などの違いに関しては関連記事をご覧いただけると幸いです。
それでは今回はこの辺で。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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